銀河英雄伝説 Die Neue These激突が映画化されました。3部構成で
- 第一章 2022年3月4日(金)
- 第二章 2022年4月1日(金)
- 第三章 2022年5月13日(金)
が公開日となっています。
昨日、第一章を観てきましたが、めちゃくちゃおもしろかったです。
この映画はすでにアニメ化されている第1話〜第24話までの続編の扱いとなります。
もっと映画を楽しめるようにするために、これまでにあらすじ等を整理していきます。
※ネタバレ含みます。
銀河英雄伝説という作品について
原作である銀河英雄伝説は、遥か未来の宇宙を舞台にしたSF小説です。田中芳樹先生の代表作であり、1980年代にアニメ化もされています。(本伝110話、外伝52話、長篇3作という圧倒的ボリューム感)
2018年に新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれたのが
銀河英雄伝説 Die Neue These
です。
どちらのアニメも魅力的ですが、新作アニメのほうが、表現が穏やか(特に人が死傷するシーン)で観やすいかなと思います。(新作の方でも原作の完結までアニメ化する予定だそうです。
あらすじ
数千年後の未来、宇宙空間に進出した人類は、銀河帝国と、自由惑星同盟という“専制政治”と“民主主義”という2つの異なる政治体制を持つ二国に分かれた。この二国家の抗争は実に150年に及び、際限なく広がる銀河を舞台に、絶えることなく戦闘を繰り返されてきた。長らく戦争を続ける両国家。銀河帝国は門閥貴族社会による腐敗が、自由惑星同盟では民主主義の弊害とも言える衆愚政治が両国家を蝕んでいた。そして、宇宙暦8世紀末、ふたりの天才の登場によって歴史は動く。「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。ふたりは帝国軍と同盟軍を率い、何度となく激突する。 公式HPより
広い宇宙に進出した未来の世界で、2つの国の対立構造が描かれています。独裁政治と民主政治、2つの体制の国で生まれた2人の英雄、ラインハルトとヤン。
軍人である2人は、紆余曲折ありながら昇進していき、対決していくというのが大きな流れです。
世界観
人類は、地球を超えて宇宙に進出し、居住可能ないろんな惑星に住んでいます。銀河帝国と自由惑星同盟という2国が対立しています。(フェザーン自治領という中立国もあり)
人々は、宇宙空間を宇宙船などに乗って移動し、ワープ航法(宇宙船まるごとの瞬間長距離移動みたいなもの)などの移動方法も確立されています。医療技術も進歩しており、がんなどは不治の病ではなくなったが、不摂生による生活習慣病などは健在です。
戦争は、宇宙空間での艦隊同士の銃撃戦が基本です。小型戦闘艇同士の近接戦(ビームの打ち合い)、惑星などの地上での白兵戦などもあります。勝敗の多くは、敵軍の陣形を崩す、もしくは統率を失わせることで決まります。
銀河帝国
ラインハルトが生まれた国。皇帝が支配する貴族社会であり、貴族や平民、奴隷といった身分が存在する。ラインハルトは、皇帝に姉を奪われたため、軍人となり親友のキルヒアイスとともに姉を取り戻そうとしている。
物語開始の約800年前、人類は銀河統一政府(銀河連邦)を設立し、これを宇宙暦元年とした(西暦2801年)。それから約300年後に、軍人として名声を得た後に銀河連邦の議員となったルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが疲弊した銀河連邦に嫌気が差していた世論の高い支持を背景に独裁政権を確立し、その後、宇宙暦310年に自らを神聖にして不可侵たる皇帝として銀河帝国を建国した。また同時に宇宙暦を廃して帝国暦に改めた。Wikiより
銀河帝国は、皇帝による独裁政権が長らく続いており、特権階級である貴族が政治をコントロールしている。下級貴族の出身であるラインハルトは、この門閥貴族とも対立していく。
自由惑星同盟
ヤンの出身である国。
帝国暦164年に流刑地からの脱出に成功した共和主義者アーレ・ハイネセンとその同志達が、約半世紀に渡る「長征1万光年(ロンゲスト・マーチ)」と呼ばれる苦難の逃避行の末、居住可能な惑星を持つ安定した恒星群を見つけ出し民主共和制国家として建国する。建国年は帝国暦218年だが、銀河連邦の正統な後継政府として同時に宇宙暦を復活させため、公用では宇宙暦527年を建国年とする。自由惑星同盟が成立した宙域は、帝国側(すなわち地球のある側)とほぼ同じ広さを持つが、二本の細い宙域(後のフェザーン回廊とイゼルローン回廊)を通らねば行くことはできず、当時は帝国から宙域自体の存在を認識されていなかった。このため、帝国に察知されることなく、民主共和制や自由主義の理念に従って発展を遂げることができた。Wikiより
民主主義国家であるが、度重なる戦争によって疲弊している。政治も腐敗しており、政府首脳部が政権継続のために無益な戦争を起こすといった具合である。
ヤンは、もともと歴史学者になりたかったが、父親の急死により軍人のへ道を歩むことになる。そこで軍人として、用兵家としての才能を開花させていく。
自由惑星同盟は、帝国の圧政からの解放を掲げて、戦いにのぞんでいる。
まとめ
ラインハルトは戦争の天才で、とにかく勝ちまくります。そして、門閥貴族の圧力に負けず、成果を上げまくり、昇進していきます。(第一話開始時で上級大将)
対して、ヤンもそれなりの功績を上げていて、准将のくらいまで上がっています。
(階級は近代軍隊制度に従い元帥を極位として、将校(将・佐・尉・准)に下士官と一般兵がいる形となっている。)
ラインハルトとヤンが対決するときは、ラインハルト側が完全勝利をする直前で、ヤンが奇策をもって完全敗北を阻止するといった流れが多いです。その戦局をひっくり返す感じがきれいに描かれています。
第一話は、アスターテ会戦の場面からですが、それまでの戦役も外伝等で描かれていますので、チェックすることでより一層楽しめます!
アニメは、1話ごと紹介していく予定です。登場人物についても、次回以降より詳しく説明できたらと思っています。
P.Sこれから映画を各3回ずつ観に行って、来場特典のかるたをコンプリートする予定です。(笑)
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