【書評】まんがで身につく 続ける技術 Business comic Series

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本を手にとった理由

世の中で成果を出している人は圧倒的な努力を継続している人が多いと感じます。自分自身、努力を習慣化することが苦手なので、書籍のタイトルに興味を惹かれました。そして「続ける技術」を手に入れたいと考えました。

この続ける技術の根本にあるのは「行動科学マネジメント」という「いつ」「だれが」「どこで」やっても、同等の結果が得られる科学的なノウハウのことだそうです。続けることに才能や意志、やる気はまったく必要なく、科学的な技術(テクニック)を知って実践しているかどうかだけというわけです。

全ての行動は次の3つの要素から成り立っている

ます行動科学マネジメントでは、「行動」に焦点をあてます。そしてすべての行動は次の3つの要素から成り立っているとしています。

  • ・A先行条件(〜だから)
  • ・B行動  (〜する)
  • ・C結果条件(〜その結果、〜になる)

例えば「エアコンをつける」という行動はA「暑いから」→B「エアコンをつける」→C「その結果、部屋が涼しくなる」という流れです。つまり、ある行動が発生しやすい先行条件を整えれば、行動をコントロールできるといえるでしょう。

過剰行動と不足行動

自分がコントロールしたい行動をターゲット行動と呼び、それはさらに過剰行動不足行動の2種類に分類されます。また不足行動にはそれを阻害するライバル行動があります。

ターゲット行動(自分がコントロールしたい行動)

  •  ①過剰行動(減らしたい、やめたい行動)  ・・・喫煙、飲酒、ギャンブルなど
  •  ②不足行動(増やしたい、習慣化したい行動)・・・読書、筋トレ、英会話など

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  ライバル行動(不足行動を阻害する行動) ・・・テレビ、youtube、スマホゲームなど

自分のターゲット行動が過剰行動なのか不足行動なのか考える。そして環境を整えるといった作業が必要です。

目標の設定(スモールゴールとラストゴール)

そもそも行動を増やしたり、減らしたりしたい理由は何かというと、何か大きな目標があるからだと思います。その目標を達成するために習慣にしたい行動があると考えれます。

目標の設定の仕方としてはラストゴールとスモールゴールを設定します。ラストゴールは最終目標で「期限」と「数値」を具体的に盛り込むようにします。スモールゴールはなるべくハードルを低くします。

ラストゴール・・・半年後に月10冊の読書週間を身に付ける

スモールゴール・・・月1冊、月2冊と読む本の数を増やしていく

つまり結果を定めて、行動を決め、その上で先行条件を整える

ことで習慣化していきます。

実際にコントロールしたい行動→ビジネス書を読む

ここでは実際に習慣化したい行動として「ビジネス書を読む」を具体例としてあげます。これは増やしたい習慣なので不足行動です。

先行条件としては、「カフェや図書館に行く」「電子書籍を持ち歩く」「書籍紹介系youtubeを観た後」など

結果条件としては、「著者の体験等を知識として得られる」「知識を学んだことで成長を感じられる」など

またライバル行動として「テレビを見てしまう」と想定すると

  • 先行条件は、「家に帰ってリモコンが手元にある時」「疲れてボーッとしている時」など
  • 結果条件は、「興味ない番組を観てしまって無駄な時間を過ごしてしまったという罪悪感」など

不足行動の先行条件を整え、ライバル行動の先行条件を排除する。

不足行動の結果条件のメリットを強くし、ライバル条件の結果条件のデメリットを強くする。

こうすることで不足行動を促す環境を整えていきます。実際電子書籍を毎日持って、テレビのリモコンを隠していると読書習慣が増えたような気がします。

フロント行動リサーチ、アフター行動リサーチ

  • フロント行動リサーチ・・・先行条件の分析(ターゲット行動をどんな時にとりやすいか)
  • アフター行動リサーチ・・・結果条件の分析(ターゲット行動をとったらどんなメリットが生まれるか)

上記の分析を行うことで増やしたい、やめたい行動がどんな場面で発生しやすいか、発生したらどうなるか明確に把握できます。この本にはリサーチシートが紹介されており、細かく条件を記入するようになっています。

不足行動の発生をさらに増やすポイント

ターゲット行動の

  • 行動のヘルプを作る(行動の数を増やす助け)毎週本屋に立ち寄るなど
  • 動機付け条件を作る(行動に対するメリット)自分にご褒美をあげるなど
  • 行動のハードルを低くする(短期目標を低めに設定)週に1冊読むなど

ライバル行動の

  • 行動のヘルプを取る
  • 動機付け条件を取る

実践をする中でメジャーメント(計測)する

ここまでのことを実践してみて、実際に行動がどれだけ増えたか、減ったかどうかを計測することで先行条件が正しいかチェックします。計測期間を決めて数値化することで自分を見直すことができます。また誰かにチェックしてもらうことで、より行動が促されます。

例 実際週何冊本を読めたのか、一日の中で読書に何時間使えているかなど

電子書籍ならアプリを起動している時間もわかるので便利です。

まとめ

  • ①達成したい大きな目標を定めて、短期的な目標を決める
  • ②目標を達成するための行動を決める
  • ③行動が起きやすい環境を整えるために先行条件と結果条件を分析する
  • ④実践&メジャーメントで振り返り→フィードバック
  • ⑤先行条件と結果条件の修正など

この流れで自分も読書週間を身につけてみようと思います。

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